ポジティブドリームパーソンズの企業研究

今回ご紹介するのは、ホテルウェディングで有名なポジティブドリームパーソンズ。

この記事を読んでいる方の中には、ポジティブドリームパーソンズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

(1)会社概要　(2)「企業」を知る　(3)「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ポジティブドリームパーソンズの企業理念や同じホテル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるホテル会社の中で、なぜポジティブドリームパーソンズなのか？」という質問への対策を考えましょう。

ポジティブドリームパーソンズについて深く知るために、まずはポジティブドリームパーソンズの企業理念を確認しましょう。そこからポジティブドリームパーソンズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ポジティブドリームパーソンズの企業理念は、以下の通り。
『PDP MISSION「常に新しい視点で考え、常に自らで道を開拓することで、多くの人達に”夢”と”可能性”を与えていく。」 PDPビジョン「感動で満ちあふれる日本を創ってゆく。」』（ポジティブドリームパーソンズ「企業理念」より引用）

ここからわかるポイントは、ホテル・ブライダル事業を通じ人々に夢と可能性を提供するため、感動を創造していこうという志です。
そのため、ポジティブドリームパーソンズが求める人物像には、以下のようなキーワードが掲げられています。
「ポジティブドリームパーソンズを本質的に理解・共感し、企業家としての資質を兼ね備えた人財」
「物事の本質を捉え、論理的に考えられる視点を持っている人財」
「新しい事を創り出すこと（クリエイティブシンキング）ができる人財」
「他者を巻き込み、物事を実現していける人財」
「新たなビジネスや環境を柔軟に捉え、常に自分を変革していける人財」

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
・ポジティブドリームパーソンズを通して世の中に提供したい、夢と可能性について
・ポジティブドリームパーソンズへの共感について
・自ら創意工夫して、何かを創り出した経験
・現状に満足せず、新たな領域に挑戦した経験

次に、ホテル業界におけるポジティブドリームパーソンズと競合会社とを比較してみましょう。
今回は、同じくホテル・ブライダル事業を展開するPlan・Do・Seeと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

はじめに、財務状況を見ていきましょう。
ポジティブドリームパーソンズの平成28年4月時点の売上高は154億円となっており、平成19年4月の42億円から年を追うごとに増加しています。 対するPlan・Do・Seeの平成27年12月実績は240億円。平成26年12月も同じく240億円となっており、近年は横ばいに推移しています。

続いて、事業構造を見ていきましょう。
ポジティブドリームパーソンズは、「ホテル」「レストラン」「ウェディング」「バンケット」「フラワー」の5つのサービスを展開しています。ウェディングプロデュース事業を中心に「感動の技術化」を目指し、ファクトリーと位置づける直営店にて「感動」を生む技術を磨き、ノウハウとして蓄積することを重視しています。また平成23年にはフラワー事業で海外進出を果たし、韓国に現地法人を設立。今後も積極的な海外展開が期待されています。
対して、Plan・Do・Seeは、「ホテル」「レストラン」「バンケット（ウェディング）」ほか幅広い事業を展開しています。「日本のおもてなし文化を世界に広めること」を目指しており、ニューヨーク、マイアミ、パリ、バリ島に拠点を構えるなど積極的な海外展開を行っています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年のホテル業界の業界規模は9,216億円（国内21社対象）となっており、これまで震災や景気の影響を受けて減少傾向にありましたが、平成24年頃からは回復傾向にあります。しかしながら、近年では外資系ホテルの大型新規参入が目立ち、業界内では競争が激化しています。今後は富士山の世界遺産登録やオリンピック開催などを背景に、インバウンド需要が見込まれています。

続いて、ブライダル業界も見ていきましょう。
平成25から26年のブライダル業界の業界規模は2,652億円（国内10社対象）となっており、晩婚化の影響を背景にオーダーメイドウェディングが増加し単価も上昇しています。これに伴い業績も増加傾向にありますが、将来的には人口の減少など楽観できない課題もあり、大手各社は海外事業を強化しています。

ここまでポジティブドリームパーソンズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行ってい�