化粧品・生活用品業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、化粧品・生活用品業界。

「2015年ダイヤモンド就職人気企業ランキング」では、特に理系の女子に人気が高い業種。資生堂や花王といった大手企業がトップ5に入っていることからも、その人気のほどがうかがえます。「業界ランキング」からは、規模は大きくないものの、売上高利益率や勤続年数などはそれなりに高いことがみてとれます。

この記事では、以下の3つの角度から化粧品・生活用品業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【事業内容】
身近な存在である化粧品や生活用品。化粧品は女性専用のもののように思えますが、歌舞伎役者さんや俳優さんなど、男性が使う化粧品もあり、その研究・開発も大事な仕事となっています。
生活用品は、その名のごとく生活に欠かせないものであり、ほとんどが大量生産されて市場に供給されています。

化粧品においてはその開発から流通、そしてデパートなどの店頭販売とあり、生活用品では主に流通やスーパーマーケットなどでの大量販売といった流れになっています。どちらも日常生活で欠かせないものだけに、その仕事先も種類も多く展開されています。流行り廃りがあるだけに、それをどう見極めていくかが大事なポイントとなります。

【他業界との比較】
日常生活において必要不可欠なだけに、何を取り扱うか、メインターゲットはどういった人たちなのか...などをしっかりと見極める事ができれば、そう難しくない業種といえます。
ある意味、人気があるかないか、需要があるかないかで大きく分かれてしまうので、その時代にあった商品選定が必要となります。

日常的なものだけに業界としても大きく、儲かる店と儲からない店とに分かれやすいところがあるのには要注意です。
業界的には、勤続年数も売上高利益率、そして平均年収も600万円台としてそう悪くなってはいませんが、業界規模はそこそことなっています。

【業界特有の職種】
・商品企画・プランニング
・営業促進・販売促進
・生産管理・品質管理
・生産・製造機器運用・メンテナンス
・技術開発
・生産・製造技術開発

【主な企業】
資生堂、花王、ポーラ・オルビスホールディングス、コーセー、マンダム、ユニ・チャーム、ライオン、アース製薬、小林製薬など

化粧品・生活用品業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の3つが挙げられます。

（1）美意識が磨かれる
美しくする化粧品に携わることは、自分の美を磨くことにもなります。美容に関する知識もどんどん吸収することができます。

（2）身近なところで役になっているのを実感
身近なところで自分が関係する製品を見つける事ができ、それが人々の生活に役に立っているのを実感することができます。

（3）各々のちょっとしたことがアイデアに
身の回りの物を扱うだけに、ちょっとした気づきが商品開発に役に立つこともあり、特に難しいスキルがなくても新しい製品を生み出すことができる。

化粧品分野では、ブランド性よりも低価格で高機能であるかに重点が置かれています。日用品では、消費税のあおりを受けつつも必要不可欠なも�