川木建設の企業研究

今回ご紹介するのは、「働きがいのある会社ランキング2014年」（Great Place To Work Institute Japan調べ）において第12位（従業員25〜99人）に輝いた、川木建設。
社員ひとりひとりが働きがいを持って働いている、そんなイメージを就活中の学生にも与えている企業です。
※ランキングは、Great Place To Work Institute Japan「「働きがいのある会社」ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、川木建設への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
1.会社概要　2.「企業」を知る　3.「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
ここでは、川木建設の経営理念や同じ建設業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある建設会社の中で、なぜ川木建設なのか？」という質問への対策を考えましょう。

川木建設について深く知るために、まずは川木建設の経営理念を確認しましょう。そこから川木建設が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

川木建設の経営理念は以下の通りです。
『私たちは、最高の建設サービスを追及し、
お客様に喜んでもらえることを喜びとします
私たちは、仕事を通じて自己実現をはかり、
自分自身の成長と会社の発展を一致させます
私たちは、地域のつながりを大切にし、
地域の信頼をもとに地域社会に貢献します』
（川木建設　経営理念ページより引用）
ここから分かるポイントは、「顧客重視」「自己成長」「地域密着」「貢献」の4点。
川木建設の社員として、顧客のためにサービス向上に努め、顧客の満足が自分の満足となるよう努めていく。仕事で得た経験を通して自己の成長を実現し、その結果として会社の発展に貢献する。さらには地域への貢献にもつながるよう、社会からの信頼を得られるような会社を創っていく人材になる、このような志を持った人材を川木建設は求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
1.チームとしてどのような目標をどのように立てたか
2.目標達成のために、個人としてどのような役割を果たしたか
3.目標を達成した際、どのような考え方が、どのように変わったか
4.以上のような経験が、会社や顧客、社会貢献のためにどう役立てることができるか

次に、建設業界の中で川木建設と競合会社とを比較してみましょう。
川木建設の競合会社といえば、ヤマギシリフォーム工業株式会社がそのうちのひとつでしょう。
川木建設は明治2年の創業、ヤマギシリフォームは嘉永年間と、ともに関東で活躍する老舗の建設関連会社。両社とも社長が比較的若く、社員数は80人前後規模です。

川木建設とヤマギシリフォームは、どのように違うのでしょうか？
川木建設は官庁民間系、土地活用、木造住宅、不動産仲介という4つの事業を展開しているのに対し、一方のヤマザキリフォームは、大規模改修工事専門企業とうたっています。同じ業界にあっても、お互いに独自の強みを持っていることが伺えます。
財務状況を見てみると、平成23年度の売上高は川木建設が33億6200万円、ヤマギシリフォームは54億円と川木建設を上回っているものの、平成25年には川木建設が42億7800万円とさらに売り上げを伸ばしており、3年後には売上高60億円を目指すという勢いです。

世の中の変化に対応して、建設業も生産者が主導となるプロダクトアウトから、生活者が主導していくマーケットインへと改革していくことに注力する川木建設は、長年培った建築技術の更なる向上を目指し、時代のニーズに合った品質、サービス、そしてコスト競争力のあるビジネスモデルを追求しています。
一方のヤマギシリフォームは、核としている集合住宅の改修工事が、景気に左右されない右肩上がりの市場。そのため新規参入企業が増えていますが、ヤマギシリフォームは長い歴史を勝ち抜いてきた実績があるのが強み。長年受け継いできた施工技術を、業界最高水準の各種管理体制のもと「世界一の総合改修工事業者」を目指していくとのことです。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成24年、安倍政権誕生後に実施された経済政策の恩恵もあり、追い風が吹いていると言われる建設業界。東北復興需要や東京オリンピック関連のインフラ整備が始動しており、今後5年程度は良好な状況が続くと見られています。しかしながら、人手不足と資材高という大きな課題も。特に現場の人手不足は深刻で、建設、土木とも型枠工、とび工、左官も不足が常態化しており、現場で最低1名は必要な1級建築（土木）施工管理技士（国家資格）も不足。大手ゼネコンはもちろん、東京都など地方自治体も経験者の中途採用を拡大するなどの対応に追われています。

ここまで川木建設についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選