不動産業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、不動産業界。

「ダイヤモンド就活ナビ」では文系男子に人気。三井不動産や三菱地所などが20番台に入っています。「業界ランキング」でも、「業界規模」が21位、「高利益率」が29位、「総資産額」が13位、「経常利益」が18位、「労働者数」が27位、「平均年収」が35位と、規模が大きく資産も安定していることから、そう簡単には経営不振に陥りにくいといえます。

この記事では、以下の3つの角度から不動産業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【事業内容】
不動産業界でのおこなわれる事業とは、不動産の売買、マンションやアパートなどの住まいの賃貸や管理です。これらの業務を、代理もしくは仲介とした立場でおこなっています。なかには自ら開発、分譲をおこなう会社もあり、これはデロペッパーと呼ばれています。
不動産業界への参入はそう難しいものではないので、大手の会社はもちろんのこと、中小企業や個人経営者でも不動産事業を営んでいます。また、建設会社や工務店といった施工業者が建売住宅の分譲をおこなっていたり、鉄道事業者や鉄鋼メーカーといったまったく関連がない企業でも事業展開していることもあります。
昔からある大手の不動産会社は、旧財閥系企業と沿線の開発などをおこなう鉄道系企業として、その名前も知られたものとなっています。

【他業界との比較】
不動産といえば、誰もが必ずといっていいほど関りを盛っている業種です。住む場所がなければ生活する事はできませんので、誰もがお世話になっているものでもあります。そのせいもあり、業界規模も売上高利益率、総資産額も悪いものでもありません。業界規模をみるにしても、携帯電話やゲーム、製薬、スーパーといった人気もしくは生活に欠かせない業種をも抜いています。労働者数も平均年収も低いものではなく、業種としては安定しているといえます。
ところが、勤続年数においてはあまりよろしくない様子。不動産の業務は営業職が主となりますが、ノルマを課せられることも多く、それがストレスやプレッシャーとなって続ける事が難しくなるようです。その平均勤続年数は7年と...これはなかなか短い年数。平均年収では不動産よりも少ないガラスでみてみても、勤続年数は15年とその2倍もの差となっています。

【業界特有の職種】
・個人向け新規開拓営業
・商品企画・プランニング
・生産管理・品質管理
・生産・製造機器運用・メンテナンス

【主な企業】
三井不動産、三菱地所、住友不動産、住友不動産販売、飯田グループホールディングス、東急不動産ホールディングス、大東建託大東建託（不動産事業）など

不動産業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

（1）いろんな人と出会える
不動産の売買や賃貸の営業職においては、さまざまな人と出会うことができます。家探しを通じての出会いが常にあるのです。

（2）さまざまな人生ドラマがある
不動産業における接客とは、最適な住まいを探すために深く関わっていくことがあります。その人の内情を知ることも少なくないので、自分が知らなかった人生観などを見ることができます。

消費税が増税される影響から、駆け込み需要が増加。また、ネット通販なども好調な反応を見せています。 一時、都心部を中心に、オフィス