新聞業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、新聞業界。

「ダイヤモンド就活ナビ」では、日本経済新聞社や読売新聞社、朝日新聞社などが名前を連ねています。どちらかというと、文系の男女に人気の業界。「業界別ランキング」では、新聞業でのくくりは特にないことからも未知数。ですが、近年のデジタル化に押されている事からも厳しい状況になってきているといえます。

この記事では、以下の3つの角度から新聞業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【事業内容】
ジャーナリズムという面からは、新聞はテレビやインターネットには負けない長い歴史を持っています。社会に対して問題提起する事に対しては、まだどこにも引けをとらないもの。マスメディアの仕事の中でも、報道に関してはトップクラスの業種とえいます。
その業務内容としては、宅配制度と記者クラブ制度という独自のシステムで構築されています。宅配制度はお馴染みの家まで新聞を届けてもらうシステムですが、記者クラブ制度とは官庁や業界団体などに出向している形態。日本独自のシステムで、大手マスコミがその中心となっておこなっています。ただ、最近でこのシステム自体が崩壊してきており、クラブに非加盟の新聞社にも開放されるようになっています。

【他業界との比較】
新聞紙離れが加速しているのに歯止めをかけるためにも、新聞のデジタル化がすすんでいます。そのせいか、インターネットやモバイル、通信などが上位にランクイン。新聞自体ではすべてにおいてランク外となっているという散々な結果に。また、新聞紙を出版業界の一つとしてみても、やはりそれはあまりパッとしない結果になっています。かろうじて平均年収で50位以内にランクインしているぐらいです。今後は、デジタル化の面での成長が見られることが期待できそうです。

【業界特有の職種】
・記者・ライター
・編集・制作
・法人向け新規開拓営業
・法人向けルート営業
・アナウンサー

【主な企業】
日本経済新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞など

新聞業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

（1）国民へ警鐘をならす
ジャーナリズムは "第四の権力"とも呼ばれていることからも、国を動かす政治にも警鐘を鳴らすことができます。

（2）大きな責任と使命
あくまでも報道することが最重要課題であり、それにより何百万人という人々が知る事になり、事実や実態そのものが動きます。大きな動きの発生元となることからも、それに対しての責任や使命感は半端ないものとなります。

メディア業界全体でデジタル化が進んでいるだけに、新聞存続の危機にも。新聞という媒体を失くさないための工夫が求められています。 メ