技術・研究職（調査・測量・製図・積算）業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介する職種は、技術・研究職（調査・測量・製図・積算）です。

この職種は、徐々にですがわずかずつ志望する学生が減ってきているようです。全般的に文系の学生の方が理系の学生よりも志望率が高いことが特徴です。昨年度に比べると、文系男子の志望率が下がり、文系女子の志望率がやや上がったため、今年度は文系の男子と女子で志望率が同じとなっています。その点から、文系の女子には人気が出てきた職種と言えるかもしれません。

この記事では、技術・研究職の中でも特に「調査・測量・製図・積算」に着目し、以下の3つの角度から職種理解を深めていきます。

• 業務内容、活躍できる業界
• やりがい
• 求められるスキル

この項目では、技術・研究職（【調査・測量・製図・積算）の業務内容や、活躍できる主な業界を解説していきます。

• 【業務内容】
  建設予定地がどのような地形になっているか調査し、正確な位置や面積を、測量技術を使い計測するのが測量、建造物の図面を制作するのが製図、予算内で工事費用が収まるよう見積もりを行い、管理をするのが積算業務になります。
  
  建設の一番最初の段階でまず行われるのが調査、測量になります。この測量には専門技術が必要です。そして測量結果を元に、設計主の意図に沿うように考慮しながら製図を行い、積算業務において工事に関する費用の見積もりを立てます。積算業務では、予算内で収まるように考慮しながら、工事の進行中も管理を行っていきます。この一連の流れで建築物が出来上がるのです。
  
  これらの仕事をするなら専門知識が必須です。測量や製図は特に正確性が重視されるため、細かい作業が苦にならず注意深い人が向いています。調査・測量にはチームワークがある人、積算業務では自分の頭でシミュレーションを行える人が向いているでしょう。
• 【活躍できる主な業界】
  ・設計・設備・道路
  ・住宅・住設機器

技術・研究職（調査・測量・製図・積算）で働く人々が感じているやりがいには、次のようなものがあります。

• 多くの人の役に立つことができる
  建築物の種類は様々ですが、完成すれば多くの人がその建築物を利用することになります。調査・測量・製図・積算のどの業務においても、多くの人の役に立てるというやりがいを感じることができるでしょう。
• 知識や技術を活かせる
  建築事業の初めに行う調査や測量は、精度によってその後の作業効率が変わってきます。専門知識や技術を活かせる仕事です。同じく製図や積算においても、専門知識が活かせます。
• 周りのメンバーとの一体感を感じられる
  調査や測量の仕事はチームワークの上で成り立っています。人とのつながりも感じることができます。
• 会社の利益に貢献できる
  積算業務は、出来るだけ建築のコストを下げながらもきちんと完成させることが、会社の利益にダイレクトに反映します。会社に貢献しているという実感を得ることができる仕事です。

技術・研究職（調査・測量・製図・積算）として働く上では、次のようなスキルが求められます。 正確性 測量や製図の仕事は正確性が求めら�