新潮社の企業研究

今回ご紹介するのは、昭和31年2月創刊された長い歴史を持つ週刊新潮で有名な株式会社新潮社。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社新潮社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社新潮社の経営理念や同じ出版業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある出版会社の中で、なぜ株式会社新潮社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社新潮社について深く知るために、まずは株式会社新潮社の経営理念を確認しましょう。そこから株式会社新潮社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社新潮社で働く社員の声から見えるポイントは、「臆せず挑戦する心」「変化があっても受け入れる」「好奇心」「柔軟性」の3点。
本を自分が手に取るまでに、どんな要因があり、どういう人が関わったのか考えてみてください。
それぞれに読者を待っている本のために、自分に何ができるのか？目に見えない読者の存在を常に意識し新しい物を送りつづけることが、どんな職種でも重要です。

ですから、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 伝統を大切にする
• 新しいことにチャレンジする気持ち
• 本を身近に感じ、好きなこと

次に、出版業界における株式会社新潮社と競合会社と比較してみましょう。
株式会社新潮社の競合といえば、株式会社文藝春秋社が挙げられます。
株式会社新潮社と株式会社文藝春秋社はどのように違うのでしょうか。

週刊文春などでおなじみの株式会社文藝春秋社は、東京都千代田区紀尾井町に本社を置き、平成24年3月期の売上高は256億円となっています。芥川賞や直木賞をはじめ、多くの文芸賞を手がけています。 対して、東京都新宿区矢来町に本社を置く株式会社新潮社は文芸書の大手として知られています。新潮四賞（三島由紀夫賞・山本周五郎賞・小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞）など手がけています。
株式会社新潮社は、同業他社に先駆けてチャレンジすることも多く、プロジェクトクトメンバーに選ばれた暁には、とても貴重な体験ができます。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
出版業界に大きく左右する書籍や雑誌の販売高は平成8年をピークに減少の傾向にあります。
平成20年秋以降、金融危機の影響により広告を控える企業が続出、さらに近年ではインターネットやスマートフォン、タブレット端末の普及が影響し ており、書籍離れが深刻化となっています。こうした動向を受け、出版業界は再編や多業化へと動きはじめています。

ここまで株式会社新潮社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。