流通・サービス職（バイヤー） 業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介する職種は、流通・サービス職（バイヤー）です。

『2015年卒マイナビ大学生就職意識調査』によれば、この職種は学生の志望率が比較的高く、全体で見た時２位の総務・経理・人事などの管理部門と比べると、0.4％の違いしかありません。10年前より人気は高めでしたが、2012年ころからやや志望率は下がり、その後、2015年度は人気が回復してきています。男子と女子を比べると、女子の方が多く志望しているようです。また、理系と文系では理系の学生の方が志望率が高く、理系女子の志望率は20.5％と、中でも一番高くなっています。

この記事では、流通・サービス職の中でも特に「バイヤー」に着目し、以下の3つの角度から職種理解を深めていきます。

• 業務内容、活躍できる業界
• やりがい
• 求められるスキル

この項目では、流通・サービス職（バイヤー）の業務内容や、活躍できる主な業界を解説していきます。

• 【業務内容】
  チェーン展開をしている量販店や専門店や、小売業のショップに置く商品を買い付け、仕入を行う仕事です。
  
  売れる商品を見極めて売れると予測した量だけ仕入れ、販売店舗で売れるための仕掛けを考えます。日本全国の話題の商品や新商品などを探したり、時には海外へ出張することもあります。価格の交渉を行い、いかに安く仕入れるかも重要です。
  
  トレンドに敏感でセンスが良く、入社する会社で取り扱う商品に対しての基礎知識がを持っている人に向いています。


• 【活躍できる主な業界】
  ・百貨店・コンビニ
  ・アパレル
  ・フードサービス

流通・サービス職（バイヤー）で働く人々が感じているやりがいには、次のようなものがあります。

• 自分のセンスを活かせる
  それぞれの店舗の顧客層や立地を考慮しながら、どんな商品が売れるかを考える際に頼りにするのは綿密にリサーチした多くの情報ですが、最後には自分の感性やセンスがものをいいます。感性を働かせて選び、買い付けた商品がヒットした時は無上の喜びを感じられるでしょう
• お客様に満足していただける喜びを感じることができる
  商品はただ安く仕入れるだけでなく、例えば食品なら、オーガニック原料にこだわるなど品質も重視し、付加価値のある商品を選ぶ必要があります。お客様に、買ってよかったと満足していただけることは、バイヤーのやりがいにつながります。今までにない商品を開拓したり、流行を作り出すことができるのも、この職業ならではのやりがいです。
• 様々な業者の人達との人脈を築くことができる
  扱う商品のメーカーは、日本全国、あるいは海外にも存在します。それらのメーカーの人と直接会って商談をするために、遠くまで出張に出ることも多い仕事です。基本的に一人で行動するため大変さはありますが、多くの業者の人と人脈を築くことができるのも、バイヤーの仕事の魅力です。

流通・サービス職（バイヤー）として働く上では、次のようなスキルが求められます。 扱う商品に対する基礎知識 例えばスーパーであれば、�