栄光の企業研究

今回ご紹介するのは、首都圏、東北、関西、北海道に展開している学習塾、「栄光ゼミナール」で有名な株式会社栄光。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社栄光への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社栄光の経営理念や同じ教育業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある教育会社の中で、なぜ株式会社栄光なのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社栄光について深く知るために、まずは株式会社栄光の経営理念を確認しましょう。そこから株式会社栄光が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社栄光の企業理念は、以下の通り。
『私たち栄光は、学びを通じてお客様一人ひとりはよりよい未来と夢をかなえられるように貢献します。そのために栄光の全員は、高い志をもち、成長し、社会に必要とされる真のパブリックカンパニーを目指します。』
（株式会社栄光　企業理念より引用）

ここから分かるポイントは、「学び」「未来を変える」「自発する個」の3点。
変革を目指す栄光グループは、新しいイメージの確立・事業価値の再構築を意味するシンボルマークと共に、定義される個から自発する個へ発展していきます。そのため、一人ひとりの「これから」に役立つ教育を使命感持ちながら行える人材が求められます。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• コミュニケーション能力
• プロデュースする心
• 使命感
• 学ぶ楽しさ

次に、教育業界における株式会社栄光と競合会社と比較してみましょう。
株式会社栄光の競合といえば、株式会社ナガセが挙げられます。
株式会社栄光と株式会社ナガセはどのように違うのでしょうか。

個性的で人気のある先生が揃っている「東進ハイスクール」で有名な株式会社ナガセは、東進ハイスクールの他に、個別指導「東進こべつ」小学受験を対象にした「四谷大塚」などを手掛けています。平成25年～平成26年の売上高は398億円と教育業界売上高＆シェアランキングでは、5位となっています。株式会社栄光は、塾・学習塾・個別指導塾をおこなっており、「栄光ゼミナール」の名称で全国展開をしています。平成25年～平成26年の売上高は398億円と教育業界売上高＆シェアランキングでは、4位と奮闘しています。最近ではテレビにも「東進ハイスクール」の先生がでていて知名度も上がっていますが、関東中心の予備校を展開している株式会社ナガセよりも、全国展開している株式会社栄光の方が知名度もあり強みと言えます。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年、塾通いの子供の数は増加傾向にあります。中高一貫校に人気が集まり中学受験を中心に、全体でも堅調な伸びを見せています。
教育業界は不況に左右されないという特性を持っているため、デフレ経済下で主要産業が軒並み苦戦を強いられている中、教育業界は安定的な状況にあります。
しかしながら、長期的には少子化の影響は逃れられず、長期的には緩やかな縮小傾向が続くと見られます。こうした動向を受け、教育業界では生き残りをかけた買収・業務提携・持株会社移行など加速する業界再編が加速しています。また、今後はスマートフォンやタブレット端末などの新しいデバイスが普及したことから、次世代の教育開発が積極的に進められるかどうかが業界生き残りのカギと言えそうです。

ここまで株式会社栄光についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。