イーブックイニシアティブジャパンの企業研究

今回ご紹介するのは、名作マンガを中心に300,000冊以上の電子書籍を販売する「eBookJapan」で有名なイーブックイニシアティブジャパン。

この記事を読んでいる方の中には、イーブックイニシアティブジャパンへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、イーブックイニシアティブジャパンの経営理念や同じネットメディア業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるネットメディア会社の中で、なぜイーブックイニシアティブジャパンなのか？」という質問への対策を考えましょう。


イーブックイニシアティブジャパンについて深く知るために、まずはイーブックイニシアティブジャパンの経営理念を確認しましょう。そこからイーブックイニシアティブジャパンが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

イーブックイニシアティブジャパンの企業理念は、以下の通り。
『SAVE TREES！』
（イーブックイニシアティブジャパン「創業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「新しい資産価値」「資源」「企業努力」の3点。
イーブックイニシアティブジャパンは、歴史ある巨大な出版という資産を継続するため、新しい資産価値として電子書籍を提案してきました。これにより守られるのは「木」という地球の資源。「木を植える」ことより「木を使わない」ことを理念とし、出版資産を電子データという形で提供し続けていきます。求める人物像は、新しいことに自主的に挑戦する意欲を持った人。出版資産を世界に広めるために、共に成長できる人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• これまで自主的に挑戦し達成したこと、そこから得たこと
• チームのために努力した経験、チームでの自分の役割
• 困難や挫折の経験、その克服方法

次に、ネットメディア業界におけるイーブックイニシアティブジャパンと競合会社と比較してみましょう。
イーブックイニシアティブジャパンの競合といえば、パピレスが挙げられます。
イーブックイニシアティブジャパンとパピレスはどのように違うのでしょうか。

イーブックイニシアティブジャパンは、電子書籍サービスの老舗として30万冊以上を保有する会社。コミックを中心に小説や東洋文庫などを、主にスマートフォンやタブレット端末への対応に注力し提供しています。強みとするのは、その品揃えや知名度。コミックでは売上高のおよそ80％以上を占めています。近年では航空機内での電子書籍サービスなど新たな取組みも積極的に行っており、平成27年度売上高を5,129百万円としています。

対してパピレスは、「電子書籍パピレス」や「電子貸本Renta！」などを運営する会社。「電子書籍パピレス」では約18万冊を提供しており、提携する出版社は580社以上。サイト構築やソフト開発、電子書籍アプリ開発と、全てを自社で行える強みがあります。電子書籍レンタルや投稿・編集できる新たなサービスも展開しており、平成27年度売上高を8,424百万円としています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年のIT業界は平成21年から25年にかけて増加傾向となっており、メディア関連業界に関しても同じ傾向にあります。とはいえ、メディア関連業界における新聞やテレビ、出版といった分野は明らかに衰退しており、ネットメディア分野は好調を維持。売上高ではトップの楽天が前年比を大幅に増加し、2位のヤフーも前年比増加となるなど、平成25～26年にかけて全体的に増加傾向となっています。

近年ではこれまで同様、電子書籍の販売やレンタル等を中心に、各企業とも電子書籍を活用した新事業の取組みにも積極的。対応端末での利便性にも注力しており、今後さらに需要を高めるための企業努力が行われています。

ここまでイーブックイニシアティブジャパンについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っ�