日本駐車場開発の企業研究

今回ご紹介するのは、駐車場に関する総合コンサルティングで有名な日本駐車場開発。

この記事を読んでいる方の中には、日本駐車場開発への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、日本駐車場開発の経営理念や同じ不動産・駐車場業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある不動産・駐車場会社の中で、なぜ日本駐車場開発なのか？」という質問への対策を考えましょう。


日本駐車場開発について深く知るために、まずは日本駐車場開発の経営理念を確認しましょう。そこから日本駐車場開発が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

日本駐車場開発の企業理念は、以下の通り。
『お客様・社会の「幸福」が、私たちの「幸福」となる。みんながハッピーなビジネスを　都市基盤である駐車場に着目した私たちのビジネスは、そんな想いに支えられ、今その想いを実現しつつあります。駐車場の仕組みを、イメージを、マーケットを大きく変革し、最大の幸福と最大の利益を生み出す--それが私たち日駐の仕事です。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「幸福」「最大」の2点。
日本駐車場開発では、お客様と会社の「幸福」のために、マーケットの確変や最大の利益を生み出すための努力を目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに幸福と感じた出来事」
• 「今までに最大限努力したこと」

次に、不動産・駐車場業界における日本駐車場開発と競合会社と比較してみましょう。
日本駐車場開発の競合といえば、パラカが挙げられます。
日本駐車場開発とパラカはどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、日本駐車場開発ではVAサービス事業、リーシング事業、直営事業・マネジメント事業の3つの柱からなっています。VAサービス事業では収益や運営のこと、安全面やメンテナンスを含めたコンサルティングを行っている事業のことです。リーシング事業では顧客の誘致を行い、直営事業・マネジメント事業では駐車場の運営・管理だけでなく、リスクコントロールを行っていることが特徴です。日本駐車場開発では、駐車場ビジネスをサービス業として考えていくことで駐車場の可能性を広げていくことを目標としています。

一方でパラカでは、駐車場事業と太陽光発電事業の2つからなっています。駐車場事業は、パラカがオーナーの方々から土地などを借りて運営しているタイプの貸借駐車場や、パラカが土地を取得しているタイプの駐車場である保有駐車場の2種類あることが特徴です。太陽光発電事業では土地を活用して太陽光発電を行っており、現在は3件の太陽光発電場所があります。

次に財務状況について比べると、日本駐車場開発では134億円（平成26年度）で、パラカでは89億円（平成26年度）であり、売上高では日本駐車場開発が上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
駐車場の業界は平成17年以降右肩上がりの成長を見せており、緩やかではありますが自動車の販売規模の拡大に比例する形で駐車場業界も伸びています。
近年では都心部を中心に経済の回復に伴って、企業の整備や不動産の活性化が起きており、 不動産や駐車場事業は投資としても注目されています。
一方で、海外では駐車場などが非常に不足しており、車の保有台数が伸びているにも関わらず、駐車場の設置が追いついていません。そのため、今後のビジネスのチャンスは東南アジアにあると言われていることから、海外進出にちからを入れる企業も増えてくるでしょう。

ここまで日本駐車場開発についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。