トランス・コスモスの企業研究

今回ご紹介するのは、12種もの職種があり幅広い事業展開を行うことで有名なトランス・コスモス。

この記事を読んでいる方の中には、トランス・コスモスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、トランス・コスモスの経営理念や同じサービス業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるサービス会社の中で、なぜトランス・コスモスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


トランス・コスモスについて深く知るために、まずはトランス・コスモスの経営理念を確認しましょう。そこからトランス・コスモスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

トランス・コスモスの企業理念は、以下の通り。
『お客様の満足の大きさが我々の存在価値の大きさであり、ひとりひとりの成長がその大きさと未来を創る。』
（トランス・コスモス「経営理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「顧客満足」「質の高いサービスの提供」の2点。
トランス・コスモスは、スピード・コスト・正確さを実現することで、顧客企業のビジネスプロセスを最適化することに努めています。事業の原点は、人と技術を「仕組み」で融合すること。これをもって価値の高いサービスを世界に提供し、お客様に満足してもらうことを目指しています。求める人物像は、ともに進化する「人間力」をもった人。最先端の技術を提供するからこそ、人の気持ちを大切にできる幅広い「人間力」を備えた人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• チームで協力し達成したこと、その中での自分の役割について
• 目標を立て積極的に行ったこと、そこから得たものについて
• 自分の魅力・強み・人間力について

次に、サービス業界におけるトランス・コスモスと競合会社と比較してみましょう。
トランス・コスモスの競合といえば、もしもしホットラインが挙げられます。
トランス・コスモスともしもしホットラインはどのように違うのでしょうか。

トランス・コスモスは、「人」と「技術」の融合による総合情報サービス企業。「売れる仕組みの創出」と「更なるコスト圧縮の実現」という企業の最大の課題に対し、ワンストップアウトソーシングサービスの提供を行っています。その事業は多岐にわたり、顧客サポートやプロモーション、マーケティングやITサポート、設計開発やシステム開発など、数々の支援を実現。「人」と「技術」を融合することで優れた業務を確立し、海外からも高い評価を受けています。強みとするのは、「変わる技術と変わらない人間」の両方を熟知していること。平成27年3月期売上高は、1,991億円、営業利益は91億円となっています。

対してもしもしホットラインは、トランス・コスモスと共にテレマーケティング分野をリードする企業。主な事業内容は、各種コンサルティング、デジタルマーケティング、コンタクトセンターの設計・構築・運用などです。他にも、コールデータ分析やセールスプロモーション、バックオフィス支援なども展開しており、コンサルティングから運用までをトータルでサポート。「お客様企業第一主義」「サービス品質重視」「情報管理の徹底」を3大ポリシーとしており、そこから得た顧客基盤は世界的にも一流と評される強みがあります。平成27年3月期売上高は742億円、営業利益は36億円となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のサービス業界売上高は16兆4,024億円、経常利益は1兆2,131億円です。売上高純利益率はプラス4.1％、過去5年の伸び率はプラス4.6％となり、全分野にて前年比増加を記録。過去の推移は平成17～19年まで増加傾向にありその後減少し、平成21～25年にかけ、再び増加傾向となっています。

サービス業界の中でも近年特に増加傾向にあるのが、インターネット、旅行、人材派遣、介護、警備、広告、ホテルなど。中でも介護、インターネット、旅行に関しては、高い増加率を誇っています。この好調を今後も維持できるか否かは国内経済の動向によるところが大きく、大手企業では将来的な課題に対し再編の動きを活発化させています。

ここまでトランス・コスモスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�