三英電業の企業研究

今回ご紹介するのは、配線工事で有名な三英電業。

この記事を読んでいる方の中には、三英電業への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、三英電業の社是や同じ電気通信工事業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある電気通信工事会社の中で、なぜ三英電業なのか？」という質問への対策を考えましょう。


三英電業について深く知るために、まずは三英電業の社是を確認しましょう。そこから三英電業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

三英電業の社是は、以下の通り。
『「安全」「技術」「調和」』
（三英電業　ごあいさつページより引用）

ここから分かるポイントは、「安全」「技術」「調和」の3点。
安全・安心・安定的にサービスを提供する。最先端の技術力を用いて、高品質の工事を実現する。健全で恵み豊かな環境が保全され、将来に引き継がれるよう、自然と生命を大切にする。 こうしたことを三英電業では重視していると考えられます。

ですから、社是に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 安全に対する意識を高めるために、何に着目するか
• 技術力を向上し続けるために、どんな心がけが必要か
• 自然と調和しながら事業活動を続けるために、組織としてどんな取り組みをするか

次に、電気通信工事業界における三英電業と競合会社と比較してみましょう。
三英電業の競合といえば、日本電通が挙げられます。
三英電業と日本電通はどのように違うのでしょうか。

まずは三英電業と日本電通の財務状況を見てみましょう。
平成26年度の営業収入（売上高）は、三英電業が174億円であるのに対し、日本電通は254億円です。

つぎに事業内容を見てみましょう。
三英電業は、「電力事業」と「電気事業」を手がけています。電力事業においては、都市部を中心に地中配電化が進められていることを背景に、電力機器製造メーカーのグループ企業としての強みを生かして、高品質の工事を提供しています。電気事業においては屋内電気工事のほか、光ファイバーケーブルを利用した回線の敷設工事をメインに、携帯電話をはじめとする情報通信分野のインフラ整備も担っています。

一方日本電通は「エンジニアリング事業」と「システムソリューション事業」の2つを柱としています。エンジニアリング事業では、NTTグループのビジネスパートナーとして電話回線・光通信網などの通信設備の構築や、ビル・マンション・公共施設のネットワーク設備を行い、システムソリューション事業では、オフィス・学校などでLAN・WANのIPネットワーク網の構築や、サーバーのインフラ構築・仮想化などの提供を行っています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成23年以降は東日本大震災の復興にかかる設備投資の増加により、業界全体が好転へ向かいました。さらに翌年末の政権交代以降で株価の上昇、企業業績の回復など景気が上向きになったことで、業績の伸びに拍車がかかりました。現在も、2020年の東京五輪開催に向けての建設需要が増えているため、電気通信工事業界の勢いはまだまだ衰えていません。電気通信工事業界は民間の設備投資と公共工事が収益柱となっていますから、東京五輪関連の受注をどれだけ多く獲得できるかが今後の成長のカギとなるでしょう。

ここまで三英電業についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�