ディンプスの企業研究

今回ご紹介するのは、ゲームソフト開発、モバイルコンテンツ設計・開発を手掛け、プレイステーション２「ドラゴンボールＺ１、２、３」などのゲームソフトで有名なディンプス。

この記事を読んでいる方の中には、ディンプスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ディンプスの経営理念や同じゲームソフト業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるゲームソフト会社の中で、なぜディンプスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ディンプスについて深く知るために、まずはディンプスの経営理念を確認しましょう。そこからディンプスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ディンプスの企業理念は、以下の通り。
『我々ディンプスには、「世界を楽しませたい」という熱い思いを抱いたクリエイターが集結しております。コンテンツの開発を通じて、世界に喜びと感動を与える、そして潤いのある情報化社会の担い手になる、これこそが我々に与えられた使命であると考えています。』
（株式会社ディンプス　トップメッセージ　より引用）

ここから分かるポイントは、「最新技術」「共感」「社会貢献」の3点。
ディンプスの社員として、ユーザーが楽しいと感じるゲームを提供していく。そのために、日々進化し続けるIT技術を学びながら、仕事の仲間とともに切磋琢磨し、会社とともに成長する。その結果、ユーザーからの支持を受けて会社の目標を達成する。会社の繁栄が世界中の人々の幸せに寄与する。このような志を持った人物をディンプスは求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• チームとしてどのような目標をどのようにたてたか
• 目標達成のために個人としてどのような役割を果たしたか
• 目標達成の過程で経験した失敗や挫折から学んだこと
• 上記の体験で得たことを、仕事の上でどのように活かしたいか

次に、ゲームソフト業界におけるディンプスと競合会社と比較してみましょう。
ディンプスの競合といえば、プラチナゲームズが挙げられます。
ディンプスとプラチナゲームズはどのように違うのでしょうか。

業務用および家庭用コンピュータビデオゲーム用ソフトウエアの創造に携わるディンプス。
平成12年の起業以来、ゲーム事業、モバイル、研究開発など様々なカテゴリーで実績を積んでおり、中でもプレイステーション2の「ドラゴンボールZ、Z2」「ドラゴンボールZ3」は世界中で大ヒットした代表作として知られています。
近年は、ゲーム事業におけるヒット作を手掛けていくと同時に、ディンプス独自のブランドも確立すること、さらに新規事業の次世代デジタルコンテンツの研究と商品化に注力しています。

対するプラチナゲームズは、家庭用テレビゲームソフトの企画制作を行っています。
日本だけでなく、海外の市場で戦うことを目標に掲げており、実際に同社の「ベヨネッタ２」は世界中のメディアから高い評価を受け、イギリスのゲーム誌においては平成26年度の「ゲーム大賞」、さらに「最優秀スタジオ」を獲得しています。
また、同社は、エンターテイメント性を重視したオリジナル作品をじっくりと作り込んでいくという従来の方針を取る一方で、新しいタイトルを短期間で発表していくことにも挑戦。大型タイトルと短期量産という相反するゲームの創造に取り組み、更なるクリエーターの強化を図っています。

次にディンプスとプラチナゲームズの財務状況を見てみましょう。
平成27年の売上高は、ディンプスが37億5,500万円 であるのに対し、プラチナゲームズは33億円とほぼ同じ結果に。また営業利益については両社ともデータが不明となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
一般社団法人日本オンラインゲーム協会の協力でCyberZ、シード・プランニングが行った「平成25年スマートフォンゲーム市場動向」によると、その市場規模は前年比178%を記録し5,468億円にまで達成。すでに国内における家庭用ゲームソフト市場の2倍以上に拡大しています。
この背景にはスマートフォンの大々的な普及があり、中でもダウンロード無料、追加課金型ゲームが急成長。特にネイティブアプリは前年比237.2％と驚くべき成長を見せています。平成28年には8,000億円にまで拡大すると見込まれているスマートフォンゲーム市場、今後も更なる成長が見込まれています。

ここまでディンプスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �