アメリカンホーム医療・損害保険の企業研究

今回ご紹介するのは、世界最大規模の保険グループであるAIG（アメリカン・インターナショナル・グループ）の一員で、「アメリカンホーム保険」「アメリカンホーム・ダイレクト」等を扱う損害保険業で有名なアメリカンホーム医療・損害保険。

この記事を読んでいる方の中には、アメリカンホーム医療・損害保険への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、アメリカンホーム医療・損害保険の経営理念や同じ損害保険業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある損害保険会社の中で、なぜアメリカンホーム医療・損害保険なのか？」という質問への対策を考えましょう。

アメリカンホーム医療・損害保険について深く知るために、まずはアメリカンホーム医療・損害保険の経営理念を確認しましょう。そこからアメリカンホーム医療・損害保険が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

アメリカンホーム医療・損害保険の企業理念は、以下の通り。
『アメリカンホーム・ダイレクトは、お客様のこれまでの信頼に応え、これからも「お客様に選ばれ続ける会社」であることを目指します。』
（アメリカンホーム医療・損害保険　経営方針ページより引用）

ここから分かるポイントは、「顧客主義」「主体性」「調和」の3点。
アメリカンホーム医療・損害保険の社員として、顧客の満足を第一優先として考え自主的に行動すること。仕事の仲間と協調し、働きやすい職場の環境づくりに努めるとともに、社員同士が互いに切磋琢磨して成長してく。
その結果、顧客からの信頼を得て会社の目標達成に貢献する。
さらに会社の発展が、豊かで安心できる社会の創造に寄与する。
アメリカンホーム医療・損害保険は、このような志を持った人物を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• チームとして、どのような目標をどのようにたてたか
• 目標達成のために、個人としてどのような役割を果たしたか
• 目標達成の過程で経験した失敗や挫折から学んだこと
• 以上の体験で得たことを、仕事の上でどのように活かしたいか

次に、損害保険業界におけるアメリカンホーム医療・損害保険と競合会社と比較してみましょう。
アメリカンホーム医療・損害保険の競合といえば、エース損害保険が挙げられます。
今回は、アメリカンホーム医療・損害保険とエース損害保険を比較してみましょう。

アメリカンホーム医療・損害保険は、AIGジャパン・ホールディングスの保険子会社で、AIGグループの一員。同グループは、世界の保険業界のリーダーとして100以上の国や地域で保険サービスを提供しています。総従業員数は約65,000人。
アメリカンホーム医療・損害保険の前身であるアメリカン・ホーム・アシュアランス・カンパニー日本支店は、昭和35年に日本における損害保険の事業免許を取得。その後は、傷害保険を通信販売する日本でのパイオニアとして知られています。
その一方、AIGジャパン・ホールディングスの保険子会社となったことで、AIGグループ内における事業整理の対象となり、平成28年4月1日以降は保険商品の新規契約販売活動を終了。今後は、既存顧客220万人の契約の維持と保全に特化することに。
対するエース損害保険は、チャブ・リミテッドの100％子会社であり、チャブ・グループの一員でもあります。 同グループは、損害保険会社における世界最大手のグローバル企業として、世界50ヵ 国以上で事業展開しており、従業員数は約30,000名。
同社はこのチャブ・グループのグローバルネットワークをもとに、日本市場で個人から法人まで幅広い顧客層へ損害保険商品を提供しています。国内での実績は、前身の企業を含めると95年余年となり、外資系損害保険会社としては最も歴史がある企業です。
また、平成28年1月にチャブ・グループの日本法人となったことで、経営統合と社名変更（チャブ損害保険）が進行中とのこと。

次にアメリカンホーム医療・損害保険とエース損害保険の財務状況を見てみましょう。
平成27年度の正味保険料収入は、アメリカンホーム医療・損害保険が689億8,600万円であるのに対し、エース損害保険は202億6,700万円と半分以下の結果に。
一方で当期純損益は、アメリカンホーム医療・損害保険が△157億8,600万円のところ、エース損害保険は3億7,400万円と大きく上回っています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
損保会社にとって、自動車保険は保険料収入の利益の半分を稼ぐというドル箱商品ですが、その自動車保険の在り方そのものを大変化させそうなテレマティクスが話題になっています。
テレマティクスは、自動車など移動する物体に、移動通信システムを使って即時にサービスを提供するというもので、安全機能はもちろん、情報配信ができるため利便性も高まるとのこと。
アメリカやイギリスではこのテレマティクスを利用した自動車保険、テレマティクス保険が広く行きわたりつつあり、安全運転者には保険料を割安に提供しているとか。
日本でも既に損保ジャパン日本興亜やソニー損保が販売。国土交通省もテレマティクス保険を推進してくものと見られています。

ここまでアメリカンホーム医療・損害保険についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行って�