ソシエテ ジェネラル証券の企業研究

今回ご紹介するのは、ケイマン諸島に本店を構えるユーロ圏における最大級の金融機関、ソシエテ　ジェネラル100％子会社で有名なソシエテ　ジェネラル証券

この記事を読んでいる方の中には、ソシエテ　ジェネラル証券への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ソシエテ　ジェネラル証券の経営理念や同じ証券業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある証券会社の中で、なぜソシエテ　ジェネラル証券なのか？」という質問への対策を考えましょう。


ソシエテ　ジェネラル証券について深く知るために、まずはソシエ　テジェネラル証券の経営理念を確認しましょう。そこからソシエテ　ジェネラル証券が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ソシエテ　ジェネラル証券の企業理念は、以下の通り。
『「リレーションシップ バンク」 として、 お客さまと親密な関係を築き、 質の高さと熱意で選ばれる銀行を目指します。 』
（ソシエテ ジェネラル グループ 会社案内 2014 より引用）

ここから分かるポイントは、「チャレンジ精神」「プロフェッショナル」「チームワーク」 の3点。
ソシエテ　ジェネラル証券の社員として、顧客のために、常に最適な商品・サービスを提供するよう努めること。
金融のプロとして主体性を持った行動をとり、各国で活躍する仕事の仲間とも切磋琢磨し、互いに尊重しながら成長していく。
その結果、顧客からの満足を更に得て、会社の目標達成に貢献する。
会社が発展することで、世界の人々が幸せに共存する社会の創造にも寄与する。
ソシエテ　ジェネラル証券は、このような志を持った人物を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• チームとして、どのような目標をどのようにたてたか
• 目標達成のために個人としてどのような役割を果たしたか
• 目標達成の過程で経験した失敗や挫折から学んだこと
• 以上の体験で得たことを、仕事の上でどのように活かしたいか

次に、証券業界におけるソシエテ　ジェネラル証券と競合会社と比較してみましょう。
ソシエテ　ジェネラル証券の競合といえば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が挙げられます 。
今回は、ソシエテ　ジェネラル証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券を比較してみましょう。

ソシエテ ジェネラル　グループは日本の江戸末期に設立され、150余年にわたる歴史を誇っています。世界76ヵ国に社員約148,000名、さらに個人、投資家、企業・金融機関等3,000万の顧客数を抱えるユーロ圏における最大級の金融サービスグループ。
平成26年度は、業務粗利益236億ユーロ、グループ純利益27億ユーロという結果を出しています。
同グループ100％子会社であるソシエテ ジェネラル証券会社東京支店は、日本の機関投資家や法人向けに、国内外の株式・債券、デリバティブ商品、投資銀行業務等、証券・金融サービスのホールセール業務を提供。一方、日本は、ソシエテ ジェネラルグローバル　バンキング＆インベスター　ソリューション部門のアジアの戦略拠点となっているため、海外機関投資家にとっては日本投資の窓口といういう位置づけにあり、日本における金融商品の紹介等を行っています。

対する三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、昭和23年に八千代證券として設立されたことに由来。その後、平成22年に三菱UFJファイナンシャル・グループとニューヨークに本拠を構えるモルガン・スタンレーによる日本での証券合弁事業として新たにスタートしています。
平成26年度は、営業収益3,218億4,200万円、経常利益1,178億800万円、純利益1,211億2,300万円という結果を出しています。
同社の強みは、三菱UFJファイナンシャル・グループが有する国内の個人4,000万口座と法人50万社の顧客基盤に加え、モルガン・スタンレーの世界43ヵ国を超える海外拠点と、個人をはじめ、法人、政府、機関投資家等に提供している世界レベルの金融サービス・商品等のノウハウ。
これらのメリットをフルに活用する同社は、インベストメントバンキング（投資銀行）業務に特化しており着実に業績を挙げています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
ソシエテ　ジェネラル　グループが取り組んでいる「デジタル・フォー・オール」プログラムは、全社員が積極的に関わることで同グループ内のデジタル革新をスピードを持って達成すること。平成26年にはマイクロソフトとグローバル・パートナーシップを結び、顧客のデジタル体験を社員が職場で共有できる最新のツールを設置しています。
さらに今後は、グループ7万人にも及ぶ社員に実務用のタッチスクリーン型タブレットが支給され、「SG Store」から社員の創造力を高めるための様々なアプリ ケーションをダウンロードすることが可能に。
また、これらデジタル化への移行サポートや、グループ全体におけるデジタル文化を促進するため、 内部にシンクタンクも設置する等、金融業界におけるIT改革を実現しています。

ここまでソシエテ　ジェネラル証券についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきま�