Cloud Paymentの企業研究

今回ご紹介するのは、インターネット決済サービスで有名なCloud Payment。

この記事を読んでいる方の中には、Cloud Paymentへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、Cloud Paymentの経営理念や同じクラウドコンピューティング業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるクラウドコンピューティング会社の中で、なぜCloud Paymentなのか？」という質問への対策を考えましょう。


Cloud Paymentについて深く知るために、まずはCloud Paymentの経営理念を確認しましょう。そこからCloud Paymentが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

Cloud Paymentの経営理念は、以下の通り。
『全ての従業員が誇りを持てる会社であり続けること』
（採用情報 | 株式会社Cloud Paymentより引用）

ここから分かるポイントは、「事業内容が果たす社会への影響」、「求められる働き方」の2点。
Cloud Paymentの事業領域はIT技術を活用した「お金の管理・運用」。これまでに10,000社以上が利用した実績のあるインターネット決済サービスでは年間300億円以上のキャッシュフローを支える他、2014年8月にサービスを開始した請求クラウド「経理のミカタ」も1つの強みある事業となっています。
こうした仕組みを活用して顧客のビジネスがよりスムーズに進むようサポートしながら、世の中の新しい常識となるようなサービス構築に日々邁進しているのです。

この事業を広めて行くなかで求められる働き方の１つに「チームプレー」が挙げられます。全社として持つ目標に向けて、世の中で新しい事業を広めて行くには1人の力だけでは太刀打ちできません。共に高い意識を持ちながら意見を出し、セールス、エンジニア、マーケティングなどそれぞれの部門同士での協力が不可欠です。また、これまでの常識にとらわれず「自らが主体的に動く」ことで実際に新卒入社の社員も入社早々から活躍しているようなので、そうした意識も持ちたいところです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 仲間と協力して何かを成し遂げた経験
• 問題を見つけ、具体的な解決策を実行、成功した経験
• 自らアイデアを出し、カタチにした経験

次に、クラウドコンピューティング業界におけるCloud Paymentと競合会社と比較してみましょう。
Cloud Paymentの競合といえば、ペイジェントが挙げられます。今回は、Cloud Paymentとペイジェントを比較してみましょう。

この2社の違いは「経営体制の違い」と「サービスの機能面の違い」です。

Cloud Paymentは2014年より総合PR会社の株式会社ベクトル、国内最大級のショッピング・オークション一括検索・比較サイト「オークファン(aucfan.com)」を運営する株式会社オークファンと戦略的資本業務提携を結んでいます。一方のペイジェントは株式会社ディー・エヌ・エー、および三菱UFJニコス株式会社からそれぞれ50％ずつ出資を受けている会社です。このことから両社とも資本関係のある企業からの影響を受けやすい経営体制ということに加え、出資元の事業との関連から、これからの事業における方向性の違いも出やすい状況と言えます。

もう1点の違いは「サービスの機能面の違い」です。ここでは両社いずれもが手掛けるインターネット決済サービスだけに焦点を絞ってご紹介をしましょう。
まずCloud Paymentは継続課金システムによって、毎月料金を回収する必要がある企業にとって利便性が高く、差別化を図ることに成功しています。また、ワンタッチ課金、顧客データベースという特色あるサービスが他にもあります。
一方のペイジェントの特徴はユーザーのニーズに合わせて多くの決済方法に対応し、一括導入もできる仕組み。スマートフォンキャリア決済にもいち早く対応し人気のあるサービスとなっています。

機能面の違いによって顧客層も大きく変わってくるのがインターネット決済サービスの特徴のため、この違いによって今後どのような顧客を開拓出来そうなのかという視点で企業を比較することも重要です。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
まずはCloud Paymentが広義で含まれる「クラウドコンピューティング業界」の動向を押さえることが重要です。クラウドコンピューティング業界の2014年度の売上金額は約1,350億円で前年比21.3%増という大きな伸びを見せ、2019年には3,000億円超の市場になると言われる急成長市場です。
この業界では国内外問わず大手のベンダーが存在するため、そうした企業が牽引することで包括的なサービスかつ低価格が実現しやすい一方で、ベンチャー企業の事業も多く生まれています。こうした背景から、市場で生き残って行くためにはそれぞれが特色ある事業を手掛けることが必須です。

またインターネット決済サービスにフォーカスすると、その傾向はクラウドコンピューティング業界で一般的に言われる状況と変わりません。国内市場では既にサービスが混戦状態。数十ものサービスがあるため、それぞれのサービスに特徴を出して確実に顧客を獲得していくのと同時に、Cloud Paymentのように「経理のミカタ」という別サービスを生み出すなど事業の多角化も生き残りの鍵となりそうです。

ここまでCloud Paymentについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�