ティルスの企業研究

今回ご紹介するのは、デジタル・エンターテインメント領域のスタートアップで有名なティルス。

この記事を読んでいる方の中には、ティルスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ティルスの経営理念や同じモバイル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるモバイル会社の中で、なぜティルスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ティルスについて深く知るために、まずはティルスの経営理念を確認しましょう。そこからティルスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ティルスの企業理念は、以下の通り。
『Aim Higher Goals　更なる高みを目指して』
（ティルス「ビジョン」より引用）

ここから分かるポイントは、「最強のチーム」の1点。
ティルスの現在の目標は、2020年までに社員1,000人・売上1,000億円規模の会社になることです。これに必要なのは「最強のチーム」作り。日々、社員ひとりひとりが自分に何ができるかを考え行動し、ビジョンの実現に向け取り組んでいます。
求める人材像は、情熱と挑戦意欲をもって共に成長を目指せる人。仲間とのコミュニケーションを大切にし、困難や失敗を乗り越え前向きに取り組める人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 学生時代に頑張ったこと、そこから得たもの、強みになったもの
• チームで行った取組み、その中での自分の役割、リーダーの経験
• 困難や失敗を乗り越え達成したこと、その克服方法
• 自分の将来像、目標に向け継続して取り組んでいること

次に、モバイル業界におけるティルスの立ち位置を見ていきましょう。
今回はモバイル業界の中でも確固たる地位を築き、国内・海外向けモバイルゲームサービスを提供するコロプラと比較することで、ティルスへの理解を深めていきます。

はじめにティルスは、モバイルソーシャルアプリの開発・運営を手掛ける企業。デジタル・エンターテインメント領域のスタートアップとして、モバイルを軸に新サービスの開発・運営を行っています。ティルスが目指すのは、創業から5年後の2020年に社員1,000名、売上1,000億円規模の会社になること。熱意と挑戦意欲に溢れる企業のミッションは「他のまね事でないオリジナルプロダクトの創出」であり、企画力・開発力・運営力を強みに受託案件は一切請け負わず、完全オリジナルタイトルにこだわることでスマートフォンゲーム領域No.1を目指しています。
また事業に対して抱くのは、「自分たちが楽しいと思えるゲームを創る」「多くのユーザーが楽しいと思えるゲームを創る」という熱い想い。現在はゲーム事業に注力していますが、将来はモバイル×エンターテインメントを軸に新規事業領域を拡大する予定です。創業メンバーとしてティルスの目標を共に達成したい人、共に高みを目指して経験値を高めたい人に非常にやりがいのある企業です。

対するコロプラは、「Entertainment In Real Life～エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく～」という意思のもと、国内および海外向けモバイルゲームサービスを手掛ける企業。さらにVR（仮想現実）デバイス向けサービスも提供しており、HMD（頭部装着型表示端末）によるゲームのヴァーチャル体験等も手掛けています。
ビジョンに掲げるのは「どの時代においても、沢山のユーザーに受け入れられる、新しいエンターテインメントをつくり続ける」こと。これには、いつの時代も柔軟に対応できる持続可能な企業であり続け、新しい発想・技術革新を持って挑戦し続けるという信念が表現されています。代表的なゲームは、「白猫プロジェクト」「ドラゴンプロジェクト」「クイズRPG　魔法使いと黒猫のウィズ」等。2008年の創業から増収増益を継続し、2015年9月期には売上高を720億円としています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のモバイル業界は、売上高1兆0,613億円、経常利益2,620億円、売上高純利益率＋14.0％、過去5年の伸び率は＋21.3％となっています（対象企業43社合計）。これまでの推移は平成18年から19年にかけ横ばいだったものの、平成19年から25年にかけて急拡大。平成22年頃からのスマートフォンの急速な普及により、利用者がパソコンからスマートフォンへシフトしたことが大きく影響しています。
このような急拡大を遂げたモバイル業界ですが、今後懸念される要素の一つがトレンドの変化の速さ。利用者が若年層中心の業界では、爆発的な普及と共に飽きられるのも速い特徴があります。これは企業の順位入れ替わりにも顕著に表れており、ガンホーの急浮上やグリーの急下落がその例。好調を維持する業界にあって今後求められるのは、常に話題性のあるサービスを追求することであり、いかに若年層のトレンドを先取りするかで明暗が分かれることになります。

ここまでティルスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�