シー・コネクトの企業研究

今回ご紹介するのは、「インク革命.COM」等のECサイト運営で有名な株式会社シー・コネクト。

この記事を読んでいる方の中には、シー・コネクトへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、シー・コネクトの経営理念や同じインターネット業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるインターネット会社の中で、なぜシー・コネクトなのか？」という質問への対策を考えましょう。


シー・コネクトについて深く知るために、まずはシー・コネクトの経営理念を確認しましょう。そこからシー・コネクトが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

シー・コネクトの企業理念は、以下の通り。
『一、私達は経済的な活動を通し、より良い世の中の創造に貢献します。 一、私達は自分を活かし、人を活かし、環境・時流を活かすことを考え行動します。 一、常に感謝し、感謝される企業市民であることを目指します。』
（シー・コネクト「企業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「人・国・文化の懸け橋となる」の1点。
シー・コネクトは企業理念の下「アジアNo.1の総合ECカンパニー」を創るというビジョンを掲げ、その実現に向け「売上」や「効率」よりも、遠回りに思える様な事を一つ一つ積み上げています。まだまだ進化中のチームとして独自のこだわりを持ち、人・国・文化の懸け橋となり、既存の価値を新しい価値へと発展させることに努めています。
求める人材像（応募資格）は、「やる気に満ち溢れている方」「自分の可能性を信じている方」「仕事は、業務内容より働く仲間が大切だと思っている方」とされています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 学生時代に最も頑張ったこと、そこから得たもの
• チームで一丸となって成し遂げたこと、その中での自分の役割
• 失敗や困難、挫折を乗り越え達成したこと、その克服方法
• 自分の将来像、そこへ近づくために積極的に努力していること

次に、インターネット業界におけるシー・コネクトの立ち位置を見ていきましょう。
今回は、インターネット業界の中でも世界最大級の通販サイトを運営するアマゾンと比較することで、シー・コネクトへの理解を深めていきます。

はじめにアマゾンといえば、「Amazon.com」で有名な米企業。「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」を目指し、1995年に書籍販売サイトの運営を開始しています。
現在は衣料品や食料品、家具や家電等、多岐に渡るジャンルの商品を販売しており、2000年に設立されたアマゾン　ジャパンでは「お坊さん便」なる法事法要手配チケットに至るまでを販売。品揃え・配送サービス等総合して、日本国内はもとより世界的評価が非常に高いことで知られています。
2015年現在のネット通販売上は1,000億ドルを突破し、企業としての特徴は利益よりも売上を優先すること。アマゾンといえば収益のほとんどを投資することで知られており、これにより世界的規模を誇る拡大を遂げ今なお成長中の企業です。一方で、サイト運営上のプライバシー保護問題や日本での納税関連等、巨大企業ならではの課題も抱えています。

そしてシー・コネクトは、ECサイト運営やオリジナル商品の製造販売等を手掛ける企業。主に、高品質・低価格なインクを提供する「インク革命.COM」の他、「colors」「nunonaの布ナプキン」「えこねっと」等のサイトを運営しています。
こだわりは自社ECサイトでの販売に特化した事業展開であり、徹底した「内製化」。これにより常識や既成概念にとらわれることなく自由な発想やアイデアを活かし、新しい価値を生み出せる強みを持っています。「当日便」や「365日発送」といった他社にない新サービスも、新しい価値を持つサービスとして高評価。近い将来、アジア最大のEコマース企業であるアリババを抜き、「アジアを代表するNo.1総合ECカンパニー」となることを目指し、この実現の後にはEC以外の多岐に渡る事業展開を予定しています。
現在、将来的な事業拡大のため様々なノウハウを蓄積している段階ではあるものの、このような独自のビジネスモデルの展開により既に高い成長率を誇っています。2015年には「インク革命.COM」にて「Amazonログイン＆ペイメント」を導入し、アマゾンアカウントでの商品購入も可能としています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のインターネット業界売上高は2兆0,287億円、経常利益は5,352億円です（対象企業80社合計）。これまでの推移は平成17年から25年まで年を追うごとに上昇し、売上高純利益率を＋15.5％、過去5年の伸び率を＋13.4％としています。
近年の業界は、これまでの好調に加えスマートフォンの急速な普及により更なる拡大が見込まれています。中でもEC市場では新サービスが続々登場。ポイント還元や専用ロッカー受取サービス、ソーシャルアプリからダイレクトに購入できるサービス等、大手各社がスマートフォン向けに独自の新サービスを展開しています。
現在国内ではヤフーと楽天の2強が業界を牽引していますが、海外のグーグルやアマゾン、フェイスブック等に比べればまだまだ小規模。国内企業には今後の更なる拡大、発展に期待がかかっています。

ここまでシー・コネクトについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。