日立製作所の企業研究（働き方・選考対策）

今回ご紹介するのは、社会課題を解決する人財を育て経営に生かす「日立製作所」での働き方です。 気になるキャリア、年収、選考対策情報等をお伝えしてきます。

◆ TOPIC
• 日立製作所 での働き方／キャリアとは
• まずは「ケンロン」を目指して！日立のユニークな教育・研修制度
• 気になる選考対策

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新卒採用での募集業種は研究開発、設計開発、生産技術、品質保証、システムエンジニア（ITエンジニア）、営業、経理財務、資材調達、人事総務、生産管理、法務、知的財産マネジメントなど多岐に渡ります。
出典： 2018年度日立製作所新卒採用HP

同社における多種多様な職種が連携し、新しい事業・技術が生み出されています。これらの職種の中から「自分はこういう仕事がしたい」というものがきっと見つかるでしょう。

出典： 新卒採用：採用・インターンシップ：日立

また気になる日立製作所でのキャリアですが、採用HPの採用インタビューを覗いてみましょう。 まずは、2004年新卒入社の女性社員M.O. さんのインタビュー

――四国支社で地方公共団体向けの情報システム営業部門、その後、事業を海外展開する日系のメーカーや商社を主要顧客に、基幹系システムのグローバル展開を支援する海外営業に就いたというM.O. さん。現在はどんなことに携わっているのでしょう？

“現在は、社会イノベーション事業における国際渉外活動を推進しています。世界各国におけるインフラシステム導入に向けた、官民連携や制度形成への政策提言を行うのが主な仕事です。”
（出典： 日立製作所2018年度新卒採用HP）

――女性でも国内営業、海外営業、そして現在のグローバル渉外本部国際渉外部と、経験を活かして着実にキャリアを築いている様子がうかがえますね。最近ではペルーの案件にも携わり始めたそうです。社会課題を解決するという、同社の仕事を体現していますね。

“ペルーの発展に貢献する将来のビジネス機会探求が、私の今後のテーマです。大事にしたいのは、やはり“現場”。ペルー現地から、もっと様々な声を吸い上げていきたい。私は“インフラ輸出”という言い方があまり好きではありません。日本の技術や実績を海外へ“出す”という意識では、現地に根付くインフラは創れない。ペルーのインフラはペルーで生きる人びとのものだからです。”
（出典： 日立製作所2018年度新卒採用HP）

――日立製作所での働き方がよく伝わってくるコメントですね！ここで、もう1人の男性社員のO.R.さんの言葉も引用しておきましょう。同社の社風が伝わってくることと思います。

“日立では、「やりたいようにやってみろ。責任は私が取る」と、上司が裁量大きく任せてくれます。そして、お客様と最前線で対峙している営業の主張には、技術部門も真剣に耳を傾けてくれます。構想と戦略をもって周囲を巻き込めば、営業からムーブメントを起こしていける。そこが魅力ですし、そのチャンスは今後ますます増大していきます。お客様と一緒に経営課題を発掘してビジネスを創出する、“協創”に力を入れているからです。モノに縛られずに、新しいサービスを続々と生み出していく可能性に満ちています。”
（出典： 日立製作所2018年度新卒採用HP）

同社では、問題意識を持つとともに、その解決に向けてあきらめずにやり抜く人材が活躍しているといいます。グローバルで成長していく企業の一員として、貪欲に成長を求め、長期的な視野を持っている人に向いている会社、という人事担当の声も。「自分はコレがしたい」という意志のある若手社員に対する道はどこまでも拡がっていく、ということがわかりますね。大手メーカーだからこそ、実現できるのではないでしょうか。

日立では、入社後の2年間を社会人、そして日立人としての基礎づくりの期間としており、導入教育で学び責任ある仕事に就いていきます。そして2年経った後、自身の仕事を総括したプレゼンテーションを行います。

出典： 新卒採用：採用・インターンシップ：日立

3年目以降も、社員一人ひとりの成長をサポートするために、海外ビジネスで必要とされるネゴシエーションスキルをはじめ、ビジネスリーダー育成、MBAに匹敵するようなプログラムまで100以上の研修プログラムが用意されています。

日立製作所の研修で50年以上も続いているという恒例行事「研論」。総合職の社員が入社2年目終了時に、自分が担った業務に関する論文を社内でプレゼンするという取り組みです。創業者の小平浪平が作った「教育要綱」が起源で、なんと昭和34年から続く伝統的な研修となっています。同氏は師弟の教育に熱心だったことから、今でもこの「研論」に時期には、先輩や上司も後輩の成長のために一丸となってフォローすることも。同社の社風を垣間見るような教育体制と言えるでしょう。

さらに、働く社員を支援する取り組みとして行われているのが、ダイバーシティ＆インクルージョン。 グローバル企業として多国籍の社員を抱える日立では、性別・国籍・職歴・年齢・性的指向・価値観などの違いを「個性」と捉えて尊重し、ひいては組織の強みとなるよう生かすことで、経営戦略の一環としてのダイバーシティマネジメントを推進し、多様な人財の力を経営に生かす企業をめざしています。

他にも、女性人財の活用を促進し、部長相当職以上の女性従業員を対象とする「日立グループ女性リーダーミーティング」や、仕事と育児の両立に対処する「日立グループ産休前・復職支援セミナー」などを開催。「2020年度までに女性管理職1,000名」という目標を掲げ、女性人財が最大限に力を発揮できる環境づくりを推進しています。

また、技術の日立製作所らしい取り組みとして注目されているのが、「2016年日経優秀製品・サービス賞・優秀賞・日経産業新聞賞」を受賞した「Hitachi AI Technology/業務改革サービス」。 従業員の行動データを取得し、組織の活性度や従業員のネットワークを計測・可視化することで、組織活性化や生産性向上を支援するサービスです。 日立製作所社内においても同サービスの検証に取り組んでおり、営業人員600人に名札型のウエアラブル端末で体の動きなどを測定し、幸福度を判定。蓄積データより「Ａさんと会話しましょう」など、幸福感の向上につながる行動を提案してくれるとか。組織を活性化させる支援策として活用し、さらに社員が生き生きと働ける職場環境づくりに注力していることが分かります。

ここまで日立製作所についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �

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