ＪＡＸＡ(宇宙航空研究開発機構)の年収・インターン・選考・採用情報│企業研究記事

女性の活躍の推進と職員の働き方の変革に注力するなど、ワーク・ライフ・バランスへの取り組みでも有名な宇宙・航空業界のＪＡＸＡの年収・キャリア・インターン・選考・採用情報について、就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• ＪＡＸＡの募集職種・採用情報と平均年収は？
• ライフ・ワーク・バランス支援で社員のパフォーマンスを高める職場環境
• ＪＡＸＡのインターン・選考・面接対策情報
• ＪＡＸＡの年収、キャリア、インターン・選考・採用情報社のまとめ

ＪＡＸＡの戦略・強み・弱み・競合他社情報はこちらの記事へ
ＪＡＸＡの2019年度新卒募集要項は現在、準備中です。
(出典： 2019年度ＪＡＸＡ新卒採用HP )

職種は技術系と事務系があり、併願はできないようです。また、文系受験者が多い事務系でも、入社後に理系の知識が問われることも多いことを理解しておきましょう。

「第一宇宙技術部門」を筆頭に数多くの部門があり、職員数に占める技術系の割合は68％と最も高くなっています。続いて事務系の24％、そして教育職の8％となっています。

また気になるＪＡＸＡでのキャリアですが、採用HPの社員インタビューを覗いてみましょう。

2015年入社の男性社員W.D. さん、航空技術部門に所属しています。入社後半年間は、研修期間として有人宇宙技術部門（筑波）で国際宇宙ステーション補給機「こうのとり（HTV）」に搭載する小型回収カプセルを開発するプロジェクトチームに入ったそう。

W.D. さんにとっては異分野で学ぶことが多く、刺激的な日々で、あっという間の半年間に。以後は、航空技術部門（調布）に配属され、専門領域の構造モニタリングの研究に励んでいます。

W.D. さんが所属する航空技術部門では、上司からの指示を待つのではなく、自分なりに課題を分析し、どういう研究をすべきか考え、そのための知識や技能を自ら獲得していく人材が必要とされていると語っています。

ある程度の裁量が個人にあり、主体性を発揮しやすい環境とのこと。W.D. さんがこれまで研究してきた構造モニタリング技術とJAXA内で培われてきた異分野の研究を融合し、将来技術も提案しているとか。このように主体的に研究に取り組むことがやりがいとなっているそうです。

W.D. さん曰く、研究には、自己表現の一面があると思っているそう。アイデアに具体的な形と構成を与えて技術を創ってみた結果、思いどおりの絵を描けたときの気持ち良さを味わえることがあるそうです。そして同時に、研究を将来の社会貢献につなげていく視点も必要で、それは難しさでもあり楽しさでもあるとのこと。

今後の目標は、現在研究中の技術を航空機に活かし、数十年後に活躍する未来の航空機を実現したいそう。宇宙機や橋や建物などの構造物にも応用できる技術のため、用途を広げていける可能性も秘めているようです。

成果の最大化のために、本質的な業務に集中できる環境を整えることに注力する ＪＡＸＡの社風が伝わってくるインタビューでした。
(出典： ＪＡＸＡ新卒採用HP )

また、平均年収のポータルサイトによると、ＪＡＸＡの平均年収は781万円。年齢20～24歳の年収は、445.1万円となっています。
JAXAでは、多様な人材が十分に能力を発揮し、パフォーマンスを高められる職場環境をつくることを重視しています。職員の出産、子育て、介護などのライフイベントと仕事の両立をサポートすべく、ライフ・ワーク・バランスが確保できる環境づくりに注力しており、平成28年4月には「ワーク・ライフ変革推進室」を設立。女性の活躍と職員の働き方の変革を加速させています。

JAXAが考える「ワーク・ライフ・バランス」の実現とは、仕事に追われるのではなく、ライフサイクルに応じて多様な働き方の出来る組織になること。さらに、研究開発法人としての成果の最大化のために、無駄を省いて本質的な業務に集中できる環境を整えることです。誰もが働きやすい職場、多様性を許容し補いあえる職場、そしてワクワクする成果を共有できる職場にすることを目指しています。

例えば子育て支援の一環として、「ほしの子保育園」を開設。JAXAで働く職員の育児と仕事の両立を支援するために、筑波宇宙センター内に設けた事業所内保育園です。JAXAに勤務する職員等の児童を18名まで預かり、センター内の自然豊かな環境の中でのびのびと生活できる保育環境を提供しています。

このほか特別休暇や労働時間・労働条件、休業など、妊娠中からも手厚い子育て支援の制度が整っていることに加え、介護支援、フレックスタイム制度など勤務形態のサポートも充実しており、男女とも職場の活性化と家庭生活の充実という2つの局面で満足できる職場環境であることがうかがえます。

また、研修制度やキャリアパスも充実しており、マネージメントか専門技術の方向に進むか、大きく2つの方向性があります。本人の希望や適性、組織の要求を踏まえ、それぞれが自身の道を切り開き、歩んでいくサポートが整っており、確実なキャリアアップが望めそうです。

ここまでＪＡＸＡについての様々な情報を見てきましたが、最後はＪＡＸＡの過去のインターン・採用・面接情報を知り、早めの対策準備を行って�