井筒まい泉の企業研究

箸でも切れるやわらかトンカツや、ヒット商材「ひれカツサンド」で知られるとんかつ惣菜の専門店「とんかつまい泉」を首都圏のデパ地下を中心にして、全国展開しているのが、井筒まい泉株式会社です。
約５０年前に東京有楽町で個人創業したトンカツ屋が評判を呼び、今日では東京の名店として全国で直営５５店、レストラン８店を展開する外食・中食をターゲットにした惣菜食品企業に発展してきました。
２００８年にはサントリーが資本参加し現在、サントリーグループ企業として海外マーケットも視野に新たな事業展開も期待されています。 東京青山のレストランをはじめとする直営レストラン８店舗と、デパ地下のテイクアウトの直営店が５５店というのが、平成２６年４月現在の井筒まい泉の公表データですが、同社のウェブページでは、テイクアウトの専門店が１６０近くあります。
これは１００店ほどは、他の事業者に委託して運営している店舗で、井筒まい泉は、とんかつ惣菜を供給している店舗ということです。
また、将来的に気になるのは、直営レストランの８店舗です。サントリーグループにしては、この店舗数は控え目で物足りない状況です。
今後は、海外出店も含めて、このレストラン事業が拡大していきそうです。
一方、平成２６年入社の大卒初任給は、１９万２６００円を予定。採用予定人数は７名でした。 平成２４年度実績では従業員３３５人、平均年齢３９．８歳。平均勤続年数９．７年となっています。
平均年齢が約４０歳で、平均勤続年数９．７年というのは、ちょっと気になります。
母集団の取り方が異なるのかもしれませんので、このあたりも留意してください。
また、従業員数も、正社員からアルバイトまで、どの雇用形態まで含んでいるのかによって異なってきますので、注意が必要です。

井筒まい泉の業務は大きく４つに分かれます。 まずコアとなるレストラン事業、そしてデパ地下でのテイクアウトを中心とした中食事業、さらに