日本マスタートラスト信託銀行株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

日本マスタートラスト信託銀行株式会社を就職活動の観点から企業研究

有価証券の保管や管理事務など、資産管理業務を専門に取り扱う信託銀行として誕生した日本初の資産管理専門銀行。三菱UFJフィナンシャル・グループの一員としての強みを持ち、国家予算を超える資産を管理していることで有名な信託銀行業界の日本マスタートラスト信託銀行株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 資産管理を専門に行う金融機関「信託銀行」とは？
• 三菱UFJフィナンシャル・グループの資産管理専門銀行
• 資産管理業務のプロフェッショナルが目指す姿<
• 日本マスタートラスト信託銀行株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

資産管理を専門に行う金融機関「信託銀行」とは？

みなさんは、「信託銀行」ってどんな銀行なのか知っていますか？普通の銀行と何が違うのでしょう？信託銀行とは、預金や貸付などの銀行業務のほかに「信託業務」と「併営業務」を行っている銀行を指します。

信託業務とは、個人や企業などの法人が持つ財産を信託の設定により受託者に移転させて、その財産を管理・運用すること。お金のほか、株式などの有価証券、不動産、金銭債権など、財産的価値のあるものであればなんでも信託することができます。

一方で併営業務とは、遺言の保管や遺言執行業務を行う相続関連業務をはじめ、企業の株主名簿を管理する証券代行業務、不動産売買の仲介業務などがあり、信託銀行等の信託兼営金融機関にのみ認められている業務です。

投資信託などの資産は世界各国の金融市場において、株式や債券などへの投資によって運用されています。その資産規模は非常に大きく、投資手法も多様化していることから、資産運用に伴う資産管理業務も複雑化しているのが現状。

資産運用業務を運用のプロが行うのと同様に、資産管理業務は管理のプロが専門に担当するという、「運用と管理の機能分離」が世界における金融業界の主流になっています。

三菱UFJフィナンシャル・グループの資産管理専門銀行

こうした金融業界の流れの中で、日本マスタートラスト信託銀行は、資産管理業務を専門に取扱うわが国で最初の信託銀行として誕生しました。業態や金融グループの枠組みを越え、三菱UFJ 信託銀行、日本生命保険、明治安田生命保険、農中信託銀行の出資を受けています。

三菱UFJフィナンシャル・グループのグループ力はもちろん、出資各社の強固な経営基盤と豊富なノウハウを結集していることが強みで、日本における資産管理業務の発展をリードする存在に。

現在約400兆円の資産を預かって管理しており、これは資産管理専門銀行として国内最大級の規模であり、日本の年間国家予算の4倍近くにもなります。加えて、年金資産や投資信託など、国民の大切な財産を預かり管理するという、金融システムにおける「ナショナル・インフラ」としての使命も担っています。

そのため2018年度には、資産管理専門信託銀行では初めて関西圏に独立した部として大阪資産管理部を新設し、東京とのデュアルオペレーション態勢の更なる拡充を進めるなど、機能・体制の充実を図っています。

資産管理業務のプロフェッショナルが目指す姿

約90ヶ国の外国証券を取り扱っている日本マスタートラスト信託銀行は、資産管理専門銀行として、有価証券等の金融商品、各国の法制度や税制、取引慣行、リスクなどに関するグローバルな専門知識が求められています。

このため、日々、最新情報をいち早くキャッチアップするとともに、ITを活用した取引管理体制の充実を図り、常に最適な資産管理業務の遂行に取り組んでいます。今後、金融ビジネスの高度化や国際化が進めば進むほど、資産管理業務のプロフェッショナルとして同社が担う役割と責任はますます重要性を増していくことでしょう。

そんな日本マスタートラスト信託銀行が目指す姿は、「最高水準の資産管理総合サービスをグローバルな基準で効率的に提供するリーディング・カストディバンク」。

さらに、コーポレートスローガンとして「Be Professional」を掲げ、社員一人ひとりがマーケットで評価されるプロとして、資産管理サービス品質の高度化を推進し、真にお客様に選ばれる資産管理専門銀行を目指しています。　

日本マスタートラスト信託銀行の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

信託銀行業界の日本マスタートラスト信託銀行株式会社は、有価証券の保管や管理事務など、資産管理業務を専門に取り扱う信託銀行として誕�