横浜銀行の企業研究

今回ご紹介するのは、2016年4月に東日本銀行と経営統合した横浜銀行。

この記事を読んでいる方の中には、横浜銀行への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、横浜銀行の経営理念や同じ銀行業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある銀行会社の中で、なぜ横浜銀行なのか？」という質問への対策を考えましょう。

横浜銀行について深く知るために、まずは横浜銀行の経営理念を確認しましょう。そこから横浜銀行が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

『・信用秩序の支え役としての本来の役割を十分認識し、円滑な資金供給と適正な金融サービスの提供に努め、完璧な事務処理に徹し、"信頼される銀行"をめざします。
・それぞれの営業地盤において、地域に深く根ざした活動を展開し、それぞれの支店が"ベストバンク"をめざすとともに、地域に貢献し、地域と一体となって発展する"コミュニティ・バンク"をめざします。
・活力あふれる人材の開発、育成を積極的におこない、明るい、活気に満ちた行風を確立し、働きがいのある職場づくりをすすめるとともに、"地域の皆さまのお役に立つ銀行"をめざします。』（横浜銀行ホームページ経営理念より引用）

ここから分かるポイントは、「地域貢献」「人材育成」「明るい活気に満ちた行風」「働きがいのある職場づくり」の4点。
やはり今、銀行に求められているのは地域に貢献し同時に発展させるという役割でしょう。さらに、銀行では人材開発が盛んで、自らも人材を育てることができる人間が望ましいといえます。
明るく活気がある人材、そして協調性やコミュニケーション能力が高い人材が求められているといえます。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 仕事を通じてどのように地域貢献ができるのか
• どのように自分自身を成長させてきたか
• 協調性やコミュニケーション能力を発揮した経験

次に、銀行業界の中で横浜銀行と競合会社とを比較してみましょう。
今回は千葉銀行をピックアップします。横浜銀行と千葉銀行は、どのように違うのでしょうか？

まずは、両行の財務状況を見てみましょう。
2016年3月期の売上高では、横浜銀行が305,462百万円であるのに対し、千葉銀行は228,693 百万円。営業利益では横浜銀行が114,451百万円、千葉県銀行が76,632百万円と、横浜銀行の方が若干優位であるといえるでしょう。
ただ、横浜銀行が2013年に比べて売上高を落としているのに対して、千葉銀行は売上高を伸ばしています。このあたりに横浜銀行の改善の余地があるといえるでしょう。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
リーマン・ショックからも各行の業績は回復し、その後の業績は順調。今後は大手銀行・地銀ともに海外進出の動きが加速すると思われます。
さらに多様化する金融商品のニーズに対応するためには高い商品設計能力が必要とされます。国際的な自己資本比率の規制であるバーゼル3も運用され始め、各行とも自己資本比率の改善が急務となっています。
日本国内に目を向けると、不良債権処理も一段落し、一時の株・投資信託ブームも今は昔。リテールの分野でも、そこまで伸びていない現状があります。これを受け、各行ともさらなる海外進出が進むことでしょう。
銀行業界の規模は49兆4,890億円となっており、今後も優良な資金の運用先を探す動きは加速する見通し。近年の金融業界は各行とも緩やかな成長を見せており、今度どの銀行が収益を伸ばすのか注目されています。

ここまで横浜銀行についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考フ