トーマツイノベーションの企業研究

今回ご紹介するのは、日本最大級のビジネスプロフェッショナルグループであるデロイトトーマツグループに属し、企業に対する人材育成サービスで有名なトーマツ・イノベーション。

この記事を読んでいる方の中には、トーマツ・イノベーションへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
ここでは、トーマツ・イノベーションの経営理念や同じコンサルティング業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるコンサルティングファームの中で、なぜトーマツ・イノベーションなのか」という質問への対策を考えましょう。

トーマツ・イノベーションについて深く知るために、まずはトーマツ・イノベーションの経営理念を確認しましょう。そこからトーマツ・イノベーションが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

トーマツ・イノベーションの経営理念についての記述は不明ですが、以下を同社のビジョンとしていることがメッセージに記載されています。
『人材育成で圧倒的No.1』（トーマツ・イノベーション 新卒エントリー2018新卒採用ページより引用）

トーマツ・イノベーションで人材育成のプロフェッショナルとして、チャレンジ精神を持って取り組みたい。そして、同社と共に成長し続ける。その結果として、顧客からの更なる信頼を得て会社の目標達成に貢献する。このような志を持った学生を、トーマツ・イノベーション求めているのです。

このようなビジョンに共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・目標をもって挑戦をし、どのような結果が得られたか、どんな工夫をしたか
・どのように人と接するか、現状での人材業界にどのような問題点を持っているか
・新しい価値を生み出したことはあるか


次に、コンサルティング業界の中でトーマツ・イノベーション株式会社と競合会社とを比較してみましょう。
トーマツ・イノベーション株式会社の競合会社としては、同じく人材領域において専門コンサルティングをする、アチーブメントがあります。
トーマツ・イノベーションとアチーブメントは、どのように違うのでしょうか。

トーマツ・イノベーションは、人材育成をトータルで提供するコンサルティング会社。
そんな同社の強みは、業界No.1を誇る定額制社員教育サービス「Biz CAMPUS」で、9,200社を超える企業が採用した革新的なサービスです。
この主力サービスに加え、IT人材の育成に特化した「IT CAMPUS」や、最新のモバイルラーニングを利用する「モバイル活用反転学習アプリ」等、様々なサービスを提供するとともに、各企業の経営課題に応じた人材育成ソリューションも業界内で圧倒的なオンリーワンとして高く評価されています。
加えて同社は、世界でも有名なプロフェッショナルファーム「デロイトトーマツ」の一員であることは高い企業価値を生み出しており、大きな強みの1つと言えるでしょう。
同社の見解によると人材育成分野はまだ開拓の余地が十分にあり、さらに新しい価値の創造ができるとのことで、同社は圧倒的なNo.1を目指すとともに、日本の発展に貢献することを目指しています。
対するアチーブメントは、営業教育と人間関係教育で独自の強みを持つ人材教育コンサルティング会社です。主に「採用コンサルティング」「社員研修コンサルティング」「組織開発コンサルティング」の3つの人事コンサルティングサービスを提供。
同社のサービスで最も特徴的なプログラムは、社会人向けの「戦略的目標達成プログラム・頂点への道講座」で、提供開始から24年を超える今も継続的に行われており、3万人以上の顧客から支持を得てきた主力プログラムとなっています。
また、同社は、このように日本で実績のあるプログラムによる研修を東南アジアでも開始しており、人口減少にある日本を超えて、海外にも視野を向けた展開に取り組んでいくようです。

次に、近年の人材コンサルティング業界のトレンドも見ておきましょう。
平成28年4月～6月に矢野経済研究所が行った企業向け研修サービス市場に関する調査結果によると、平成27年の同市場の規模は前年度比2.3％で4,970億円。各企業の人材ニーズが活発となったことで特に新入社員研修の需要が増加し、研修施設や講師が不足する混乱もあったほど。
また、最近の動向として注目されているのが定額制の研修サービス。中でも中堅・中小規模の企業を中心に普及が進んでおり、月額、又は年額で、会員向けの研修講座やeラーニングコンテンツが使い放題というもの。
一方、1講座1万円程度やチケット制による低料金の研修サービス等も支持されており、受講者数を伸ばしているといいます。このような定額制、低価格の研修サービスが増えたことで、中堅・中小規模の企業でも気軽に社員向け研修が行うことができ、今後は顧客として定着するケースが増え続けていきそうです。

ここまでトーマツ・イノベーションについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきま�